ミナ・皆に幸せ
―皆川 明の世界―
最初は、ネットで皆川明が設立した「ミナ ペルホネンmina
perhonen」というブランドを見て、時に胸が熱くなっていた。
『キクマガ』(旧:人生を変える一冊)という本の内容に「人の話には、人生を開ける気づきがある」と考えて、人生のターニングポイントとなった出来事・物・人から、自分の人生に新たな気づきを与えてくれる。自分に影響を与えてくれ、感動を与えてくれた人はたくさんある。そんな気持ちを伝えてゆきたい。皆川明の姿を通して、この世界はどのように変化するのかを探る。読めば元気になれる雑誌を作りたい。
長江青は、「ミナ
ペルホネンmina perhonen」について、次のような指摘をしている。学生時代に皆川に出会い私にとっては、ミナのことは仕事というよりもくせのようなものだと思ったりする。長く着続けてもらえるような服をつくりたいという考えはブランド設立当初から変わり、お気に入りで毎年着ているうちに、いつの間にか何年も経っていたということになったら、なにより嬉しいことである。
引用の如く、ファッションブランドは、確かに流行には必要がないとされたものである。また、皆川明の世界については、アートディレクター菊地敦己さんは、さらに次の観点を出している。独自の理念と手法によって、新たなファッションの可能性を追求している日本のブランドの現在形ということである。
社会への考察や自然への詩情から図案を描き、織りやプリント、刺繍などのテキスタイルをオリジナルにデザインしている皆川明さんは、その洋服によって、個人の思考、好きな物として自分たちの服が着てもらえたらいいと思う。だから、その時に日常の服着てるというのは気持ちも高揚するし、そういう人を見るのもすごく好きですし、色んな気持ちだったり、色んな想いが足されて1着の服になってたりする。
本雑誌は、皆川明を対象にして、ミナペルホネンというブランドを探るものである。具体的な内容は皆川明の世界観や人生観という方向から、以下の三つのステップを踏まえた上で、研究の焦点とするものにアプローチしていきたい。
1.
まず、学生時代が洋服との出会いから、ミナペルホネンは始めたの約二十年中の重要な時期区分ということを明らかにしたい。なお、外国旅行と日本の日常に分け、北欧デザインの影響におけるを分析してみたい。
2.
次に、布のオリジナルなデザインから服を作り、国内外の生地産地と連携し、制作して工場は大量生産を求めなく、日本の職人との技術開発にも精力的に取り組るを把握する。
3.
それから、デザイナーの手を離れた服が、着る人の新しい時間軸の中で育って行くが大事なことである。新たなファッションの可能性を追求し、皆にどのような共鳴を得るについて、その独特な理念を究明したい。
最後に、前の三つのステップで判明したものを、ミナペルホネンの中が魅力は発見し、皆川明の世界を明らかにする所存である。さらに、デザインと皆川明の経歴とのかかわりをも明らかにする。
皆川明が日本のファッションデザイナーとして、パリ・コレクションに進出し、東京スカイツリーの制服制作もよく知られている。そして、他のファッションブランドに比べ、発表される絵柄は幸福感があり、特に日本伝統のテキスタイル、刺繍やプリントの技術を活かした生地が人気を得ている。それに応じた研究価値があると確信している。微力ながら、研究成果を活用し、日本と台湾の人々にミナペルホネンの真意を理解してもらうように努力して参りたい。それは、常に気になっていた皆川明を人々に紹介して行くという企画である。
以下部分内容
参考文献
Ⅰ. 単行本、文庫類
1.皆川明著(2011)『minä perhonen ?(ミナ ペルホネン?)[通常版]』ビー・エヌ・エヌ新社
2.皆川明著(2014)『ミナを着て旅に出よう』文藝春秋
Ⅱ.機関雑誌類
1.(2014)『LOVE!
北欧 2014 autumn & winter(e-MOOK 宝島社ブランドムック)』宝島社
Ⅲ.新聞、辞典、インターネット類
1.皆川明「minä
perhonen」
http://www.mina-perhonen.jp/en/(2014年10月4日 閲覧)
2.ELLE「ミナ ペルホネン長江 青の日記」
http://blogs.elle.co.jp/mina/category/%e3%83%9f%e3%83%8a-%e3%83%9a%e3%83%ab%e3%83%9b%e3%83%8d%e3%83%b3/(2014年10月4日 閲覧)
3.神戸学校フェリシモ「皆川明さん(ファッションデザイナー)レポート」
http://www.kobegakkou-blog.com/blog/2003/01/post-42da.html(2014年10月4日 閲覧)
4.
海外旅行特集トラベルコちゃん「北欧デザインに出逢う旅フィンランド - ヘルシンキ」
http://www.tour.ne.jp/w_special/nordicdesign/(2014年10月4日 閲覧)